MESSAGE 代表取締役 富田 玲
たとえ規模は小さくても存在意義の大きな会社でありたい 代表取締役 富田 玲 たとえ規模は小さくても存在意義の大きな会社でありたい 代表取締役 富田 玲

「さわやかは何のために存在するか」
を問い続けたい

代表取締役 富田 玲

「さわやかは何のために存在するか」
を問い続けたい

企業は「存在意義」が大切だと思います。「自分たちは何のために社会に存在しているのか」ということです。

人は誰であれ生まれながらにしてかけがえのない存在価値を持っています。また、様々な個性や生き方が認められる社会であるべきです。しかし、企業は人々や社会から存在価値を認められなければ存続できないという厳しい一面があります。

だからこそ存在意義や存在価値がとても大切になります。

もちろん時代の変化に合わせて変えていかなければならない部分はありますが、存在意義は確固としたものを持っていたい。そして人々や社会にとって本当に意義のあるものでありたい、そう思います。

目に見えないかけがえのないものを
大切にしたい

今の社会の中で失われつつあるものを実現できるからこそ真の存在意義が生まれると思います。

外食産業にできることって正直、人間の歴史を変えるとか、何かを発明するとかそんな大それたことではないです。しかし、人間にとってとても大切なことです。どんなに時代が変わろうと失くしてはいけないことだと思います。みんなとおいしい料理を囲んで、笑って、語って、時には愚痴ったり、泣いたり、ありのままの飾らない自分でいられる、いやなことがあっても元気になれる、人のやさしさやぬくもりを感じる…。
とてもささいなことかもしれないけれどかけがえのないことです。

かけがえのないものって実は目に見ないんだと思います。数字で表したり、お金で買えたりできないものです。家族の愛や友情、心のふれあいや思い出…どれも数値化できないし、お金で買えません。でもそれって利便性や効率性が追求される現代社会の中で置き忘れられている気がします。だからこそ「これって大切じゃないですか」って伝え続けられる会社でありたいです。

最幸のさわやかエクスペリエンス
を実現したい

モノや金銭と違って思い出は誰にも奪えません。モノよりも思い出という財産がたくさんある方が人生は豊かになると思っています。そして思い出はモノではなく体験(エクスペリエンス)から生まれます。

一日の中でさわやかで食事をした体験が心に残ればいいな、もっと言えばその日の一番の思い出になれば素敵だなって思いますね。

そしてその一日一日の積み重ねが人生になっていくからこそ、私たちの仕事は人々の人生の思い出になっていくんじゃないか、人生を豊かにできる仕事じゃないかって思います。

それは働く人にとっても同じです。

働く人はお客様と体験を共有します。言い方を変えれば「お客様の体験を創るという体験」をします。「お客様を幸せにする体験」、「お客様の心に残る仕事」は大変ですが何ものにもかえがたいと思っています。

人にとっての普遍的な価値を
追い続けたい

代表取締役 富田 玲

人にとっての普遍的な価値を
追い続けたい

さわやかは静岡県にしかないローカルチェーンですが届けたい価値はグローバルなのかなって思います。

なぜならおいしい料理を囲んで楽しい時間を過ごして幸せになるのは時代や国を超えた普遍的な価値だからです。

カンパイ!は世界共通です。英語、中国語、フランス語、イタリア語など世界中にあります。つまり、カンパイから始まるだんらんを楽しむのは言葉や民族、宗教を超えた人類共通の喜びです。

「流行やトレンド」を追うのではなく、「人間にとって普遍的な価値」の追求に自分たちの存在意義を置きたい、そう思います。

いつの日か『SAWAYAKA』という言葉が国際語になればいいなと思います。

夢物語かもしれませんが、普遍的な価値だからこそ、国際語になれるかもしれないと思っています。『SAWAYAKA』という言葉とともに、私たちが大切にしている「心のふれあい」や「笑い」、「だんらん」が世界に広がれば世の中がもっと良くなるんじゃないかなって思います。

― 人が人を幸せにするピープルビジネス ―
だから、働く人の笑顔を何より大切にしたい

2024年9月から毎週定休日を設けました。

これは「これからもさわやかはピープルビジネスを続けます」という宣言でもあります。

今、多くの外食企業が人材の確保という問題に直面しています。だからこそ機械化やロボットの導入という道を模索しています。これも時代の変化への対応です。

一方で外食産業は人が人を幸せにするというピープルビジネスであり、さわやかもそうありたいと思います。人が価値を創るからこそ、その人がいつもリフレッシュし、自己研鑽し、心も体も健全でありたい。さわやかで働くことで自らが成長し、充実した人生を送ってもらいたい。「お客様の笑顔以上に働く人が笑顔でいられる」、そんな会社でありたいです。

規模は小さくても、存在意義の大きな会社でありたい、志の高い会社でありたい、そう強く思っています。

代表取締役 富田 玲